新しく建物を建設して、自社物件として建物を所有し、そこで事業を行う形態です。希望の働き方、要望に合わせて部屋の数や通路の大きさ、人の導線を自由に設計することができます。

空間だけでなく、出入口に付けるドアや窓などの建具、IT機器やコピー機などを使う際に必要な電源、配電盤の位置等を自由に計画できます。働き方、希望のレイアウトに合わせて最適な場所、高さ、数を設置できます。

建設計画と室内計画を一緒に計画できる点が特徴ですが、建物の進行に合わせたオフィスのレイアウトや購入品の選定等のスケジュール管理がとても大切なポイントです。

移転先のオフィスの内装を変更する場合、建物の構造は変更できないため、空間を上手に活用した働き方の計画がとても大切です。

移転の際に、現在使っている物品や機器の中で、そのまま移転するものと、買い替えるものを仕分けると、移動の際にかかるお金、時間、労力を効果的に活用できます。

業務を行いながらの移転になるので、移転計画を立てて、出来る限り従業員の負担、業務への支障を減らす段取りを組みます。

今あるオフィスを使いながらの改修なので、計画を綿密に計画することと、全社への周知、協力が必要になります。また施工会社、設備会社、仕上げ業者など外部業者との連携も必要となります。

リノベーションは骨組みを活用して空間を大きく変えることもできますが、今使っているオフィスの良いところ、機能や要素を活かすこともできます。残すところ、改修するところの見極めは重要です。

オフィス全体のフルリノベーションから、まずは限られた部分エリアからリノベーションをして、段階的にオフィス改修を進めていくこともできます。最初の段階に全体の計画を立てて進行していきます。